BO Tech(ビーオーテック) ~攻めのバックオフィスを支えるテクノロジー~
この記事の目次
BO Tech(BOテック/ビーオーテック)とは
BO Tech(BOテック/ビーオーテック)とは、
BO Tech
Back Office × Technology
(バックオフィス × テクノロジー)
の造語で、クラウドやAIに代表される先進テクノロジーを積極活用することにより、経理・財務・人事・総務・労務など企業管理部門の劇的な業務効率化を実現するソリューションやサービスを指します。
採用や人材育成といった人事領域の業務改善を支える「HRテック」や、契約書をはじめ法律に関わる諸手続きを効率化する「リーガルテック」と同様、「ビーオーテック」は従来のアナログな業務が抱える顕在的/潜在的な課題に対するソリューションとして、バックオフィスの働き方をがらりと変えるその効力に注目が集まっています。
なぜ、いまビーオーテックが求められているのか?
これまで、営業をはじめ顧客と直接コミュニケーションを行うフロントオフィスに対し、「間接部門」とも表現されるバックオフィスの業務改善はその成果がはかりづらく、後回しにされることが多々ありました。
しかし近年、生産年齢人口の減少や過重労働が社会問題化するなか、働き方改革の機運が高まっており、その中心的役割を担う管理部門において、業務改善の必要性が改めて認識されるようになってきました。
「ブラック企業」というワードに代表されるように、企業の労働環境に向けられる視線は年々シビアになっており、まず従業員にとって快適な就労環境を整備することが、優秀な人材確保につながるという意識も浸透しつつあります。
加えて、人手不足や採用難に直面する企業も増加しており、労働生産性の向上が急務となる中で、これまで「人」が従事してきた業務プロセスを「システム」に代替させるデジタルトランスフォーメーションが急速に普及しています。
とりわけ経理・財務・人事・総務・労務など企業管理部門の業務は、事務作業を中心とした反復的なルーティンワークが多く、業務プロセスの自動化・システム化を通じた圧倒的な効率化を実感できる領域として広く知られるようになりました。
いまや効率的で機能的なバックオフィスの整備が企業の働き方改革の前提となり、ビーオーテックの導入が多くの企業で進んでいるのです。
ビーオーテックが変える未来
では、実際にビーオーテックを活用することで、企業は具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか?
例えば弊社が行った経理担当者へのアンケートで、従業員がもっとも面倒かつムダやストレスを感じているという「経費精算」業務については、システムを導入することで業務工数を約80%削減できることが分かっています(従業員100名の企業の場合)。
紙やExcelの記入から始まり、様々なレイヤーで発生する重複した確認作業や差し戻し、月末月初に処理が集中する経理部門での仕訳作業から会計ソフト入力・振込手続にいたる数多くの手入力など、ムダやミスが多い一連のアナログな作業をシステムで一元管理することで、より正確で、驚くほど短時間に、ストレスレスな業務へと変えることができます。これにより、経理は「経営管理」という本来の業務に専念できるようになるのです。
これからバックオフィスの社員がビーオーテックを活用・推進することにより、今まで多くの時間を割いていた単純作業にかかる工数を大幅に削減でき、その空いた時間で、より上流の業務に従事できるようになるでしょう。
ビーオーテックは単純作業に追われてきた社員を、その能力に見合った、より質の高い業務をこなす存在へと転換し、ひとりひとりがポテンシャルを活かせる労働環境を整えます。
ビーオーテックを通じたノンコア業務の圧倒的な負担削減により、企業は残業時間をはじめとする人件費等のコストを抑えられるだけでなく、従業員の満足度を高めつつ、その稼働を本来のコア業務へとシフトさせる、真の「働き方改革」を実現できるのです。
これまでバックオフィスといえば、どちらかというと保守的で、決められたルール・環境の中で黙々と業務をこなすという「守り」のイメージが強い部門でしたが、これからはシステムを積極活用して絶えず業務効率化を突き進め、より戦略的で生産性の高いコア業務へとシフトする「攻め」のバックオフィスが、企業の成長を推進する原動力となっていくに違いありません。
ビーオーテックで中小企業はもっと楽に、もっと強くなれる!
ここまで、ビーオーテックが求められる背景や、その効果について説明してきました。
そして最後に強調しておきたいのは、ビーオーテック活用のメリットをもっとも得られるのが、他ならぬ中小企業であるという点です。
従来、自社の業務プロセスに課題を感じていても、それを改善するためのシステム開発となれば多額の費用と期間が必要でした。
しかし、既存のクラウドサービスを活用すれば、オンプレミスでシステムを開発するよりはるかに低コスト・短納期で運用を始められ、セキュリティも充実しています。
導入コストを抑えられ、ユーザー数やライセンス数、データ使用料等の月額従量課金がメインとなるクラウドサービスは、企業の規模に即した最適なコストでの運用が可能であり、ビーオーテックが中小企業にまで広く浸透している一番の要因となっています。
また、自社と同じシステムを利用している企業が多岐にわたるほど、様々な業務課題に対応すべくサービスも随時アップデートされていくため、自社では気づきにくい課題までシステムが解決してくれるというケースも少なくありません。
加えて、こうしたシステムは周辺サービスとの拡張性を備えているため、導入後も様々な領域との機能連携を通じて、さらなる業務改善を推進することが可能です。
現在、SaaS(Software as a Service)と呼ばれるソフトウェア提供者間の競争も過熱しており、市場規模の高まりとともに、システムの精度も日増しに向上しています。
いずれ、これまで高度な知識や専門性が必要とされてきた分野においても、あらかじめシステムがその働きを補完できるようになっていくはずです。
こうして中小企業は限られた人員でも大企業に劣らない高いクオリティの事務オペレーションを「楽に」確保できるようになる一方、その前提となるビーオーテック導入の有無が、企業間競争に大きな差をつける要因となっていくでしょう。
これからビーオーテックは、中小企業と、そこで働くひとりひとりの社員がそのポテンシャルを十分に発揮するうえで、ますます必要不可欠なツールとなっていきます。もはやビーオーテックを導入していない=働きづらい=生産性が上がらない、という時代がすぐそこまで来ているのです。
ラクスは今後もビーオーテックを牽引する企業として、「楽に導入できて楽に使える」システムの提供を通じ、中小企業をもっと楽に、もっと強くするお手伝いを進めて参ります。
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