グループ企業横断で経費精算のペーパーレス化に成功した事例
グループ全体の経費精算システム領域のクラウド化
ニッポンハムグループ様は1942年「徳島食肉加工場」として創業し、2022年3月に創業80周年を迎えました。現在、カバーする食の領域は、食肉、加工食品、乳製品、水産品、エキス調味料など多岐にわたります。「食べる喜び」を基本のテーマとし、その時代における食に対するニーズや課題に応じた商品を提供することで、成長を続けています。
今回は自社開発のシステム(オンプレミス)からグループ全体の経費精算システム領域のクラウド化に向けて、「楽楽精算」導入プロジェクトに携わったDX推進部 杉森様、IT戦略部 市原様、経理財務部 杉本様に話を伺いました。
会社名 | ニッポンハムグループ |
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事業内容 | 食肉事業、加工事業、水産事業、はっ酵乳・乳酸菌飲料事業 |
従業員数 | グループ合計:27,649名(2023年4月) |
導入時期 | 2021年6月1日 |
URL | https://www.nipponham.co.jp/ |
「楽楽精算」導入前の課題ときっかけを教えてください。
「楽楽精算」導入前は自社開発のシステム(オンプレミス)を利用していたのですが、当時は経費精算に関わる領収書の糊付けや管理が必要で、モバイル機器での申請承認もできず承認に時間を要していたなど、数多くの課題を抱えていました。電子帳簿保存法への対応も見据えると、自社開発だけでは常に最新のシステムとして追従し続けるのは困難でした。当時のシステムの老朽化や改修時期も相まって、これを機に「ペーパーレス化」「クラウド化」「スマホ活用」による課題解決を目指し、クラウド型の経費精算システムの検討を開始しました。
ユーザフレンドリーであること・サポート体制が決め手に!
「楽楽精算」は何をきっかけに知っていただいたのでしょうか?「楽楽精算」をお選びいただけたポイントがあれば教えていただけますでしょうか?
「楽楽精算」に関しては元々TVCMなどで知っておりましたし、展示会で出展されていた際に立ち寄ったこともあり、さまざまな場面で認識しておりました。比較検討は「イニシャルコスト(初期費用)」「ランニングコスト」「クラウドサービスであること」を中心に、インターネットや展示会で情報収集を進め、各社へのヒアリングも重ねた結果、まずは4社を選定しました。最終的には2社でテスト利用し「ユーザフレンドリー(画面の見易さ・使いやすさ)」「サポート体制」を決め手として「楽楽精算」に決定しました。
グループ企業や部門を横断した「ペーパーレス化」に成功!
選定を進める中で苦労したことはございますか?
国内グループ約50社の大規模な導入検討だったことや、弊社の関連法人や部門を跨る横断的なプロジェクトだったため、検討すべきことも多様で苦労しました。
自社開発のシステムからの移行ということもあり、どの製品であっても100%全ての要望をクラウドシステムで実現できるわけではないと思っています。しかし、「楽楽精算」はこちらの多様な要望に対しても営業担当者の方が単に「できない」の回答だけで終わることなく、代替案も他社事例も交えて柔軟に提案してくれました。営業担当者の迅速な対応も好印象でした。とは言え、要望をあげさせてもらった機能もあるため今後のバージョンアップにも期待しています!
ご導入後「楽楽精算」でどのように課題が解決されましたか?
何よりも「ペーパーレス化」が推進されたことが一番の課題解決です。例えば、スマホ利用によって申請・承認フローが効率化されましたし、電子帳簿保存法オプションにはOCR機能(領収書読み取り機能)もあるため領収書の入力の手間も同時に解消されました。従業員目線でも当初の期待通り「ユーザフレンドリーな画面や操作感」は評価してもらっています。
利用ユーザー目線の検討・システム会社の熱心さが不可欠
「楽楽精算」導入検討中の経理の方へメッセージをお願いしたいです。
弊社のように既存システムからのクラウド移行に伴う導入の場合、さまざまな困難もあると思います。長年使っていると既存システムへの思い入れもあるでしょうし、そんな中で全く新しいシステムを導入するとなると心理的な障壁もあるかもしれません。
経費精算システムを導入するとなると選定者だけでなく、利用する社員にも大きな影響を与えるため、経理側だけでなく実際に利用するユーザー目線も含めて検討することが大事なのではないでしょうか。
あくまでも機能や運用条件を満たした上での選定ですが、「楽楽精算」の場合は導入前の営業対応時に弊社や業務効率化への強い「想い」が伝わってきたのが印象的でした。導入後もサポート担当者様には熱心にサポートいただき、大変お世話になりました。これから長いお付き合いになると思いますが、引き続き設定の変更時など困った際には積極的に「楽楽精算」のサポートを頼り、上手く活用できるのではないかと期待しています。