「楽楽精算」、AIを活用した開発ロードマップを発表
AI導入により経費精算に必要な全作業時間の約60%削減を目指す
株式会社ラクス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中村崇則、以下ラクス)はクラウド型経費精算システム「楽楽精算」においてAIを活用した開発ロードマップを発表いたします。“よりよく、寄り添う経費精算クラウド”として、これまで以上にAI開発を本格化し、経費精算の申請から承認までの全作業時間を約60%削減することを目指します。これにより、経費精算にかかわるすべての申請者・承認者・経理担当者の負担軽減が期待できます。
経理業務における課題とAI開発により目指すもの
業務のデジタル化が急務となる中、いまだに経費精算領域では紙やExcelを中心とした業務フローで対応する企業が多く存在し、手書きや手入力による申請ミスが多く発生していることが見受けられます。そのため、経理担当者は申請のチェック作業やミスの差し戻しといった“ノンコア業務”に多くの時間を割かざるを得ず、予算管理や決算業務など、企業の主幹となる“コア業務”に十分専念しづらい状況にあります。
経理業務のさらなる効率化に向けて多くの課題が残る中、「楽楽精算」はお客様の経理業務を継続的に支援し、企業の成長へ貢献するため、「楽楽精算」のAI開発を本格化してまいります。既に累計導入社数18,000社*1を超える幅広い業種・企業規模のお客様への導入実績で培った圧倒的な経理業務の知見を活かし、AIを活用してさらなる進化を続けてまいります。
AIの活用ステップと開発ロードマップについて
「楽楽精算」は、これまでにも「ICカードを利用した交通費精算の入力予測」や「AI-OCRによる領収書・請求書の読み取り機能」などを自社開発し、いち早くAI開発に取り組んでまいりました。「楽楽精算」が自社で培ってきた開発力を生かし“経理担当者がコア業務に専念できる状態”を目指します。
AI活用の全体ステップ
使用頻度が高く、利用ユーザーが多い申請者・承認者向けの機能からAIを導入。申請・承認におけるミスを削減することで、経理担当者のチェック作業を軽減します。その後、経理担当者向けに、より専門性が高い機能を導入し、段階的に経理業務の生産性向上を目指してまいります。
AI開発ロードマップ
「楽楽精算」はAI機能の順次開発を目指します。
2025年3月期~2026年3月期
<経理担当者のチェック作業の削減へ>
・申請者向け:入力補助機能や申請不備のAIチェック機能
・承認者向け:経費申請内容のAIチェック機能/承認経路のAI適切化機能
2027年3月期~2029年3月期
<経理担当者がコア業務に専念できる状態の創出へ>
・経理担当者向け:
経費の使用規定違反や、利用目的が不明瞭な申請のAI検知機能
AIによる通常経費申請の自動承認・否認機能
「楽楽精算」のAI機能導入により想定される効果
2029年3月期までに開発を予定しているAI機能により、1社あたりの経費精算における申請から承認までの全作業時間を、現行の「楽楽精算」での月間平均約149時間から約59時間へと、90時間(約60%)削減する効果が見込まれています。これにより、経費精算に関わるすべての申請者・承認者・経理担当者の負担を軽減することが期待できます。
「楽楽精算」はこれからも経理を熟知した高い専門性を生かし、お客様のご要望や外部環境の変化に対応しながら、最善を尽くす機能アップデートを継続してまいります。また、経費精算にかかわる方々の業務をラクにするサービスを提供し続けることで、企業の成長を支援していきます。
*1: 2024年9月時点
経費精算システム「楽楽精算」
「楽楽精算」は、交通費、旅費、出張費など、経費にかかわるすべての処理を一元管理できるクラウド型のシステムです。「社員が申請⇒上司が承認⇒経理担当者の精算処理」という一連のワークフローをすべて電子化することで、業務効率の改善や、人的ミスの防止を実現します。2024年9月時点で、累計導入社数18,000社を突破しました。
「楽楽精算」製品サイト:
https://www.rakurakuseisan.jp/
会社情報
株式会社ラクス | |
本社 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 |
設立 | 2000年11月1日 |
資本金 | 3億7,837万円 |
代表者 | 代表取締役 中村崇則 |
事業内容 | クラウドサービス事業 |
会社HP | https://www.rakus.co.jp/ |
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ラクス | |
部署 | 楽楽クラウド事業本部 マーケティング統括部 |
担当者 | 広報/PR担当 |
pr@rakus.co.jp |
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