宥恕措置終了が迫る電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」、未対応が66.2% 対応企業は、電子帳簿保存法によるシステム導入ニーズが加速
~大阪赤十字病院にて「楽楽精算」で法対応することにより年間315時間の削減に成功~

クラウド型経費精算システム「楽楽精算」を提供する株式会社ラクス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中村崇則、以下ラクス)は、全国の経理担当者936人を対象に2023年12月末で宥恕措置終了が迫る電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」*1に関する調査を実施しました。

電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」*1への対応の遅れが顕著に

【調査目的】

電子帳簿保存法における3つの保存区分「電子帳簿等の保存」「スキャナ保存」「電子取引の保存」のうち、「電子取引の保存」に関する企業の対応実態を調査

【調査結果サマリ】

  • 電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」*1、未対応が66.2%  
  • 電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」*1に則した運用をしている企業のうちシステムを導入している企業は65.8%と前回調査から5.8ポイントアップ

「電子帳簿保存法に則して運用している」と回答した企業は33.8%。2023年12月末に宥恕措置終了が迫るも対応が進んでいない。

電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」*1に対する状況を伺ったところ、「電子帳簿保存法に則して運用している」と回答した企業は33.8%と、前回2023年6月に実施した同調査結果の27.3%から6.5ポイントアップとなるも、依然66.2%の企業が未対応という実態が明らかになりました。

電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」の対応状況

電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」*1に則した運用をしていない理由の最多回答は「社内ルールの見直しやその社内浸透に時間を要している」

電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」*1に則した運用をしていない理由として、最多回答は「社内ルールの見直しやその社内浸透に時間を要している」が27.0%、その次に「他の業務が忙しく手を付けられていない」が25.1%という結果になりました。

電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」に則した運用をしていない理由

2023年10月に施行されたインボイス制度対応も重なり、経理担当者の業務負担の増加が懸念されています。社内での方針決定や業務の見直しを行い、電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」*1への対応を急ぐ必要があります。

「電子帳簿保存法に則して運用している」と回答した企業の65.8%が電子帳簿保存法対応システムを導入

電子帳簿保存法における「電子取引データの保存」*1に則した運用を開始している企業のうち、「電子帳簿保存法対応のシステムを導入している」と回答した企業は65.8%と前回2023年6月に実施した同調査結果から5.8ポイントアップ、システム導入により対応する企業は増加傾向といえます。

電子帳簿保存法対応システム導入率

「楽楽精算」を新規導入いただいた企業の98%*2が「電子帳簿保存法オプション」を付帯しており、多くの企業がシステム導入により電子帳簿保存法対応を行っています。

電子帳簿保存法への対応をきっかけに「楽楽精算」を導入し運用している、大阪赤十字病院の事例

大阪赤十字病院(所在地:大阪府大阪市、院長:坂井 義治)は2022年3月よりクラウド型経費精算システム「楽楽精算」を導入し電子帳簿保存法への対応を開始しました。全国91ある赤十字病院として、初めて会計承認などを電子で行う運用を開始し業務効率化を推進しています。

電子帳簿保存法に対応した背景

大阪赤十字病院は人口減少が進む中、医療業界の人材確保は今後難しくなると考えていました。また地域医療構想による病院の統合や集約が進み、病床規模の機能変更や機能分化などの流れの中で会計においては病院間の集約化や効率化が求められていました。また電子帳簿保存法の改正も重なり、経費精算や請求書処理をペーパーレス化することで効率化したいと考えシステムの導入を検討しました。

「楽楽精算」導入前の課題

大阪赤十字病院では、「楽楽精算」導入前は各部署に届いた請求書1件に対し、それぞれ支出依頼書を作成し添付、提出をしていました。そのため紙書類が多く発生し確認や管理に手間がかかり、請求書処理に毎月約35時間を費やしていました。

 

「楽楽精算」導入による効果

「楽楽精算」を導入したことにより、請求書は電子データで受け取り、システム上で申請を行うため紙での処理が削減されました。また領収書はシステム上で保存することで、管理の工数が削減、業務が効率化されました。受取請求書の処理工数は約75%削減でき、年間315時間の業務時間削減に成功しました。*3

電子帳簿保存法対応社数No.1*4の「楽楽精算」は、企業の円滑な電子帳簿保存法対応が進むよう引き続き支援してまいります。

*1:本調査は電子帳簿保存法「電子取引の保存」に対する回答を集計しています。紙で受領した書類に関する電子帳簿保存法における対応状況への回答は含んでおりません。

*2:2023年4月~2023年9月に「楽楽精算」を新規導入した企業の電子帳簿保存法オプション付帯率です。
*3:請求書処理に関しては「請求書処理支援オプション」を付帯いただいた上での削減効果となります。
*4:デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」
(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/)より

大阪赤十字病院とは

大阪赤十字病院は、日本赤十字社大阪支部病院として明治42年に創立した大阪市に位置する病院で、全国91ある赤十字グループのひとつとしてがん診療をはじめ高度急性期医療や救急医療の中核的役割を担っています。

大阪赤十字病院 ロゴ

経費精算システム「楽楽精算」

「楽楽精算」は、交通費、旅費、出張費など、経費にかかわるすべての処理を一元管理できるクラウド型の経費精算システムです。「社員が申請⇒上司が承認⇒経理担当者の精算処理」という一連のワークフローをすべて電子化することで、業務効率の改善や、人的ミスの防止を実現します。2023年9月時点で、累計導入社数15,000社を突破しました。また、「紙に縛られない働き方プロジェクト」を推進し、業務のデジタル化による企業の「生産性向上」と「紙に縛られない柔軟な働き方の選択肢」の実現を支援しています。

「楽楽精算」製品サイト:
https://www.rakurakuseisan.jp/
「紙に縛られない働き方」特設サイト:
https://contents.rakus.co.jp/paperless/

会社情報

株式会社ラクス
本社 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿
設立 2000年11月1日
資本金 3億7,837万円
代表者 代表取締役 中村崇則
事業内容 クラウドサービス事業
会社HP https://www.rakus.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先

株式会社ラクス
部署 楽楽クラウド事業本部 マーケティング統括部
担当者 広報/PR担当
e-mail pr@rakus.co.jp
掲載のデータは発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
文中の会社名、製品名などは各社の商標または登録商標です。